運営委員長 ご挨拶
オハイオ西部日本語学校(補習校)の運営委員会を代表致しましてご挨拶申し上げます。
本校は1988年に日本語補習校として開校、2004年には現在の歴史ある校舎に移転し、世界でも希少な自前の校舎を持つ日本語補習校として運営をされて参りました。
本校の児童および生徒たちは、月曜日から金曜日は米国現地校にて英語で授業を受け、土曜日は補習校で日本の教科書を用いて日本語で授業を受ける生活を送っております。また、本校では運動会や文化祭等、日本の学校で行われている季節の行事を行うことで子供たちが日本ならではの文化に触れる機会を創出しております。
米国で生活をしながら、日本の授業や文化を学ぶ機会を得た子供たちは無限の可能性を持っております。たくましく心豊かな国際人として羽ばたいていけるよう、私たち運営委員一同は、保護者、教員、職員と共に、子供達のサポート役として努力をしていく所存であります。
本校の日々の運営にあたり、日本国領事館をはじめ、保護者の皆様、各コミュニティの多くの方々からご協力をいただいております。この場をお借りして心より感謝申し上げますとともに、今後の子供達のより良い学習環境構築のため、引き続きご支援、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
令和7年4月
宮本 博文
校長 ご挨拶
こんにちは。
2025年4月に文部科学省派遣校長として着任しました和田節子と申します。
本校は、主として日本人の子どもたちが帰国後に日本の学校生活に適応できるよう、基礎的・基本的な知識・技能、及び日本文化を日本語で学ぶ補習授業校です。小学部・中学部・高等部を設置しており、ここ数年の児童・生徒数は100名前後で推移しています。
子どもたちは毎週土曜日に登校し、小学部は国語と算数を、中学部は国語、数学、社会を学習しています。限られた時間の中で学習するため、子どもたちは学校でも家庭でも大変な努力をしています。教員も、子どもたちが効率的に学ぶことができるよう、コンパクトでインパクトのある指導を心掛け、「できた!わかった!」という実感を伴う授業を目指しています。さらに、学力テストや検定試験、校内漢字コンクールなどを通じて、子どもたち一人ひとりの能力を最大限に引き出す努力をしています。
本校は、世界で唯一「自前校舎」をもつ補習校でもあります。教室や体育館をはじめ、施設・設備を自由に利用することができます。このため、コロナ禍でも切れ目なく教育活動を進めることができました。図書室も充実しており、平日の利用はもちろん、長期休業中の貸し出しなども行っており、教科の学習や日本語の習得に大きな効果を上げています。自前校舎の利点を生かし、運動会や発表会、児童・生徒会活動をはじめとする各種行事にも力を入れており、学校目標である「明るく楽しい補習校」の実現を目指しています。
学校運営委員会や保護者からも手厚いご支援をいただいております。学校の安全管理や学習支援、図書支援等を保護者が輪番で行っており、子どもたちは安心して伸び伸びと学校生活を送っています。
私たち教職員の使命は、在外の教育と日本の教育の両方を身に付けることができる補習校の強みを生かし、子どもたちの可能性を最大限に伸ばしていくことです。この広い世界の、ここオハイオでの出会いが、偶然ではなく必然となるよう、そして、オハイオ西部日本語学校が子どもたちの人生にとってかけがえのない一歩を刻む場所となるよう、全力を尽くしてまいります。
2025年4月
オハイオ西部日本語学校(補習校)
校長 和田 節子